小麦アレルギーに立ち向かう男

小麦アレルギーになった彼女に、グルテンフリーで美味しいものを食べさせたい彼氏の冒険

初めまして

 

僕の彼女は、24歳で突然「小麦アレルギー」になった。

 

それまで大好きだったラーメン、から揚げ、餃子、ケーキやお菓子まで、ありとあらゆるものが食べられなくなってしまった。

この世にある「美味しいもの」には、ほとんど小麦粉が使われているのだ。

 

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発症したのは僕と出会う半年ほど前。

広島で旅行中、お好み焼きを食べた夜に全身に蕁麻疹が出来たそうだ。

 


僕が初めて食事に誘った時、彼女は申し訳なさそうに言った。

「すいません、私じつは小麦粉がダメなんです…」


(えっ?何それ?美味いパスタと赤ワインの店に行こうと思ってたのに…)

少し予定が狂ったものの、到着した彼女が少し谷間の見える服装だったため

 


僕はすべて許した。

 

寿司でも焼肉でも行こうじゃないかと鼻息を荒くした。

 

周囲に食べ物のアレルギーを持ってる人が居なかった僕は、好き嫌いみたいなもんかな?くらいにしか考えていなかった。

アレルギーがどういうものかを分かっていない僕のような人は多いと思う。

 

実際、彼女もまだ発症したばかりだったため、自分自身でも何が食べられないのかよく分かっていなかった。

 


小麦アレルギーは、

食べると体中にブツブツができて痒くなったり、顔が腫れあがってしまったりするなど、

小麦に含まれる“たんぱく質”に反応してアレルギー症状が出るものだ。

 


せっかくのデートがブツブツで台無しになっては困る。

僕はひとまず刺身の食える店まで彼女をエスコートした。

 

小麦くらい食えなくても、彼女は可愛い!(おっぱいも大きい!)

そう思って浮かれていたのは最初の3回目のデートまで。


焼肉
寿司
しゃぶしゃぶ


・・・え?あと何が残ってる!?

 

そう、デートで行く店が極端に限られてしまうのだ。

 


◆麺類(パスタ/ラーメン/うどん/焼きそば)

→すべて小麦粉の麺。蕎麦も十割そばのみ。


◆揚げ物(から揚げ/とんかつ/コロッケ/天ぷら)

→衣はすべて小麦粉。フライ系は全部NG。


◆粉もの(お好み焼き/たこ焼き/チヂミ)

→モロ小麦粉。僕の大好きなギョーザも…


◆スイーツ(パン類、ケーキ類、クレープやパンケーキ)

→すべて無理。アイスも厳しいの多い。


◆調味料

→もっとも厳しいのがコレ。焼肉もタレではなく塩。醤油にすら原材料の一部に小麦が入ってる。

 


小麦の食材なら避けられるが、調味料の成分まで明記してはいない。

居酒屋で頼んだ料理に、どんな調味料が使われているか分からない。

そのためほとんどの外食が無理になってしまうのだ。

 

彼女は食事のたびに、とても申し訳なさそうに僕に謝った。

そんな彼女を、僕がなんとか守ってやりたい。

そう強く惹かれるようになった。

 

幸い僕は料理が大好きである。

父が和食居酒屋を営んでいたこともあり、幼い頃は厨房で手伝いをさせられていた。

おかげで最低限の料理スキルは持っている。

 

もちろん素人なので男子ごはんの心平ちゃんのようなプロの腕前ではないが、隣でふざけている国分太一くんレベルには料理に触れている。

 

また、一人暮らし歴も10年近く経てば、嫌でも料理せざるを得ない環境だ。


そんなボクが、

「小麦が食べられなくても美味い飯を食わせて、彼女を笑顔にしてやりたい!」

という想いから、グルテンフリーについて学んだことをブログに記していく。

 

どうやら小麦粉を抜くことはグルテンフリーと呼ばれ、世間ではダイエットや健康なとで注目されているようだ。

そんな痩せたい人、健康になりたい人はもとより、


僕と同じように「大切な人が小麦アレルギーになった」という人にとって、少しでも参考になるような有益な情報を提供していきたい。

 

また、当事者の方々から見ても、本人以外の視点からの気付きなども伝えられるよう意識していく。